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ATTS
研究分科会
   
未来の「当たり前」を創る、ATTS研究分科会という名のラボへようこそ!
「なんか地味」,「堅そう」って思われがちですが、私たちがやっていることは、まさにファッションの品質を次のレベルへ押し上げる、超実践的なチャレンジです。
あなたも、消費者からの「困った」「なぜ?」を「なるほど!」に変えるストーリーの一員になりませんか?

ATTS研究分科会って、実は何やってるの?
 アパレル業界の品質問題って、実はまだ「正解がない」ことだらけ。 例えば、「洗ったら毛玉ができちゃった」「表示通りにやったのに色が落ちた」、こんな消費者のリアルなモヤモヤを、私たちは放置しません。この分科会は、ただの勉強会じゃなく、業界のプロフェッショナル達が集まる「共同ラボ」。
・原因究明の探偵団: なぜこのトラブルが起きるのか?を徹底的に深掘り。
・再現性の高い実験: トラブルを意図的に再現し、科学的な証拠を掴みます。
新しい評価基準の創造: 導き出した結論は、ATTS独自の試験法、そしてJIS(日本産業規格)のベースになることも!
あなたが現場で抱える疑問や「これってどうなの?」というアイデアが、日本、そして世界の品質基準を変えるかもしれないんです。
この活動に参加することは、
1. あなた自身のスキルを爆上げする
2. 業界全体の進化に貢献する
という、一石二鳥の自己成長ストーリーです。

個性豊かな「ラボ」のご紹介(研究分科会ピックアップ)
 情報研究分科会
【目的】 業界の垣根を越えた「横のつながり」と「最新トレンド」の獲得。
【メリット】 リアルな声の収集: アパレル、クリーニング、洗剤メーカー、品質管理などで消費者により近いメンバーの生の情報が手に入ります。
コネクションの形成: 業務の悩みを「あの人に相談してみよう」と思える、心強い専門家ネットワークを築けます。
トレンドの先取り: 業界トップランナーによる講演で、次にくるトピックスをいち早くキャッチアップ。
【活動スタイル】 平日午後の活動でオンラインとリアル併用ならメリハリをつけて参加しやすい!

 毛羽付着試験研究分科会
【課題のストーリー】 フリースや起毛品の「毛羽問題」。今の試験法だと「OK」判定でも消費者からは「なんで毛羽つくの!」ってクレームが来る...そんな現実とのギャップを埋めたい!
【チャレンジ】 セロテープの粘着性の問題、クレームの事例収集など、「消費者の苦情をゼロにする」という大きな目標に向かって、新しいATTS試験法を生み出す活動です。
【あなたへ】 クレーム対応の非効率さや、商品廃棄による環境負荷を減らすことに、あなたの意見が直結します!
ジャングル試験研究分科会
【課題のストーリー】 あなたの愛用アイテムを壊す、見えない敵!
おしゃれなスニーカー、高機能なアウトドアジャケット、クールなフェイクレザーバッグ, これらのアイテムの多くに使われているのが、軽くて使いやすいポリウレタン素材です。でも、こんな経験はありませんか?
• 「久しぶりに着ようとしたジャケットの表面がひび割れたり、剥がれてきた」
• 「靴底がベタつき、形が崩れてきた」
これは「加水分解」という現象。空気中の水分や汗が素材を少しずつ分解し、本来の性能を奪ってしまうのです。
【私たちのミッション】
この分科会は、ポリウレタン加工素材の加速劣化試験を確立することで、加水分解のトラブルをなくすための活動をしています。市場に出る前の素材が「どれくらい長持ちするか」を正しく見極めるルールを作ることで、突然の劣化トラブルを未然に防ぐことを目指しています。
具体的に何をしているの?
私たちが取り組んでいるのは、ポリウレタン素材の未来を短時間で予測するテスト(加速劣化試験)のアップデートです。1992年にATTSが開発した方法をベースに、現代のライフスタイルに合わせて再検証しています。
テストのポイント
ジャングル環境 高温(70℃)多湿(95%RH)という、まるでジャングルのような過酷な環境を作り、劣化のスピードを早めます。
リアルな汗 雨などの「水」だけでなく、着用時に付着する「酸性人工汗液」を使用。よりリアルな使用環境下で耐久性(加速劣化)をチェックします。
研究の未来「もったいない」をなくし、持続可能な社会へ

正しい試験方法が広まれば、耐久性の高い素材が選ばれるようになり、すぐに捨てられてしまう「もったいない」を減らすことができます。この研究成果をATTS試験方法として提案し、日本の繊維製品の「耐久性の新基準」として広く発信していきます!「お気に入りの服、もっと長く着たい!」そう思った方は、ぜひ身の回りのポリウレタン製品をチェックしてみてください。私たちの研究は、その「長持ち」を裏側で支える活動です。

色評価用LEDランプ研究分科会
【課題のストーリー】 試験 "見え方"の常識をアップデート!蛍光灯がなくなる!?ファッションの「色」を守る、新世代の光を研究中!
 みなさんが普段アパレルやテキスタイルを選ぶとき、「この服、お店で見た色と全然違う!」と感じたことはありませんか?実は、繊維製品の色を評価する際に基準とされてきた光D65蛍光灯が、もうすぐ手に入らなくなるかもしれないんです。この分科会は、ファッションやテキスタイル業界が、今後も「正確な色」で製品を作ったり、検査したりできるように次の時代の「色の基準となる光」を見つけるために活動しています!
課題1. 基準の光(D65蛍光灯)が生産中止に!
色が正確に見えるように作られた「D65蛍光灯」の生産が終了に向かっています。代わりとなる新しい高演色LEDランプを見つけなければ、色の品質管理ができなくなってしまいます。
課題 2. LEDだと「白い服」が正しく見えない?!
Tシャツやブラウスなどの白い服には、「蛍光増白剤」という、もっと白く・明るく見せるための薬剤が使われています。この成分は、通常のLED少ないUV(紫外線)を浴びて初めて効果を発揮します。つまり、UV光がないLEDの下では、本来の「白さ」が正しく評価できなくなってしまうのです。
研究のポイント:LEDにUV光を混ぜる!
私たちは、これらの課題をクリアするため、「高演色LEDランプ」と、「UV-LED(紫外線)」を組み合わせた専用のライトボックスを使って、どのくらいのUVを混ぜれば、D65蛍光灯と「同じ色の見え方」になるかを徹底的に分析しています。
研究の未来:「ガイドライン」で日本の品質を守る私たちの最終目標は、これらの研究成果に基づき、「常用光源 D65蛍光ランプの代用となる繊維製品等の色評価用 LED ランプのガイドライン」を業界向けに作成することです。これは、日本の繊維製品の「色の品質」を未来にわたって守り続けるための、重要なStepです。ファッションの現場に、次の「色評価の基準」を生み出す挑戦に、ぜひご期待ください!
ピリング研究分科会
【テーマ】 「試験結果は良かったのに、すぐ毛玉になった」...誰もが抱える試験と実態のズレをなくしたい。
【体制】 川上(素材)から川下(消費者)まで、業界全体でタッグを組み、毛玉に対する「本当に使える」品質管理の仕組みを構築します。
INSPECTION チーム: 試験の精度と再現性を追求。
PRACTICE チーム: 判定基準と現場での運用を最適化。
CUSTOMER チーム: 消費者が何を気にするか、市場実態を調査しフィードバック!
ドライクリーニング染色堅ろう度研究分科会

【課題のストーリー】 クリーニング現場で多発する「洗液汚染トラブル」。今のJISISO規格では対応しきれていない現場のリアルな問題があります。
【チャレンジ】 汚染を判定する「容器がない」という技術的な壁や、判定の精度向上に取り組み、洗液汚染の評価も含めた新しい試験法を開発。
【あなたへ】 地域や企業の枠を超えて、業界全体で事故を減らすためのインフラ作りに貢献できます。


まずはここから!

「入会するのはハードルが高いな」と感じた方へ
どんな活動をしているか、まずは中身を覗いてみませんか?

ATTS レポート定期購読会員 なら、年4回発行のレポートを通じて、私たちが追求している最新の品質技術とストーリーを知ることができます.

未来のファッション業界で、「品質のプロ」として活躍したいあなたへ
あなたの現場の経験、鋭い視点、そしてデジタルネイティブな感覚が、ATTSには必要です. さあ、この「ラボ」で、業界の未来を変える一歩を踏み出しましょう! ご興味がある方は、ATTSに入会し、気になる分科会に登録することからスタートです.